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幼児期のわがままについて考える ~わがままも言えないようでは~

ろりぽっぷ 1187号 2021年12月3日

ハラハラと風がないのにけやきの葉が舞い落ちて、しばし見とれてしまいます。急な気温の変化に秋が終ったと感傷的になってしましますが、子どもたちは落ち葉を使った遊びに大盛り上がり。ろりぽっぷ子の持ち味をいかんなく発揮しています。

さて、今回は幼児期のわがままについてです。“わがまま”とひとくちに言っても、何をわがままとするかは、大人の価値観によって大きく変わります。ちなみに園では、わがままという言葉は保育者の中ではあまり耳にすることはありません。私たちの中では、わがままを言えるようになれば、やっと心を開き、自分を出してくれるようになったと評価するからです。むしろ、自分の気持ちを押し殺し、大人の言う通りにしか動けないお子さんの方を心配しています。大人の思いを察して望んでいる通りにしようとするよい子よりは、わがままを言えて幼児期に自分の思いを発揮できる方が、安心できるのです。

しかし、わがままが過ぎるということがあるのも事実で、親御さんも頭を悩ませるところだろうと思います。幼児期は、幼ければ幼いほど、何でも自分の思い通りになるのではないかという思いを持っているものです。そうした気持ちは、自分にも出来ないことがあるという現実に直面することで少しずつ変化していきます。ところが、大人が手伝うことにより、何でも思い通りになるような生活ができてしまうと、思い通りにならないことが我慢できなくなります。これが、わがままが過ぎるという状態です。自分の思いを発揮できることも大切ですが、思い通りにならないという現実をだんだん受け入れて、気持ちの調整ができるようになることも大事なことです。

こうした気持ちの調整ができるようになるためには、大人との間だけでは難しく、子ども同士の遠慮ない関係が必要です。なぜなら、どうしても大人は子どもに合わせてしまい、いわゆる過保護な状態にしてしまうからです。子どもの世界では、それぞれ自分の思いを発揮していくので、必ずしも相手に合わせるとは限りません。現実の生の体験の中で、すべて自分の思い通りにはならないということを理解していくのです。そういった経験を通して、自己発揮と自己抑制を調整できるようになっていくのだと思います。たくさんの友だちと遊べるようになれば、次第にわがままは姿を消していくことでしょう。

“わがまま”と言うと、どうしてもマイナスのイメージでとられがちです。でも、わがままも言えないようでは、もっと困るのです。幼児期に聞きわけが良く、手のかからない、いわゆるよい子

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