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2021-05
年長 田植え体験 2021
- 2021-05-31 (月)
- 園だより
ろりぽっぷ 1166号 2021年5月28日
この時期ならではの手仕事、梅ジュース作り。いただいた大玉の梅にようじでプチプチと穴を開け、瓶の中へ。砂糖をたっぷりまぶして、寝かせること1ヶ月余り、七夕焼きの後、キンキンに冷やしていただきます。
さて、月曜日には年長組が越谷恩間新田にある山﨑さんの田んぼで田植えを体験してきました。2001年から始まった田植えも今回で20回目になります。卒園児の親御さんでもある山﨑さんは、農家の当主13代目で、減農薬での米作りを始めとして越谷の若手農家のリーダー的存在の方です。ろりぽっぷの昼食のお米は、山﨑さんの田んぼでとれた精米したてのものを届けてもらっています。
当日は、これ以上ないくらいの田植え日和。初めは「気持ち悪い~」と腰が引け、おそるおそる歩き始めた子どもたちでしたが、田んぼの中を進んでいくうちに泥の感触に慣れ、あっという間にいつものろりぽっぷ子です。聞こえてくる声もいつの間にか「気持ちいい~」に変わっていました。「3本くらいちぎって指でつまんで水の中へ植えてごらん」という山﨑さんの説明に、思い思いちぎっては水の中へ。張られたロープの目印に従って苗を植えては一歩後退。それを何度か繰り返す子どもたち。苗の束を何度かおかわりする子。数回植えてもう満足する子、ここでも個性色々でした。
ひととおり植えたところで泥んこタイム。あっという間にかけ出したり座り込んだり、タニシをつかまえたりと、それぞれが泥とたわむれました。山﨑さんは日頃から、園児には田植えの経験はしてもらいたいけれど、きちんと植えることよりもまずは田んぼの中で泥の感触を楽しんでもらいたいとおっしゃっています。山﨑さんの願い通り、どびきりの笑顔は友だちと一緒に泥んこになって心が解放された結果なのだと思いました。一度田んぼに入った経験がないという大人も多い中で、子どもたちが田植えができる環境にあるということは、本当に幸せなことだと感謝しています。
最後に嬉しいニュースがひとつ。山﨑さんと共に子どもたちをサポートしてくれた息子さん(卒園児)、農業を継ぎ14代目となるそうです。
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遊びで育む 非認知能力
- 2021-05-28 (金)
- 園だより
ろりぽっぷ 1165号 2021年5月21日
もう梅雨入り?と思わせるようなグズグズした天気の一週間でした。園のユスラウメやジューンベリーも色付き、ビワもあと少しで食べ頃を迎えます。今年は季節が早く訪れているように感じます。
さて、今週は、最近注目を集めている子どもの「非認知能力」についてとり上げてみたいと思います。いったいどんな能力なの?この言葉を初めて聞いた方もいるのではないでしょうか。
非認知能力とは、数字(偏差値・点数)で表すことができない目に見えない重要な力で、認知能力は数字で表すことができる力のことです。
コロナ禍しかり予想もつかない世界が変動していく中で、人生100年時代の未来を生きる子どもたちには大切な力であると言われています。
非認知能力とは、例えば集中力・行動力・思いやり・協調性・対応力・忍耐力など多岐にわたります。
それでは、非認知能力を伸ばすためには、どのような方法があるのでしょうか。それは、「子どもを主体的に遊ばせること」と言われています。子ども自身が興味関心を持ったものを見つけ、考え行動しながら遊ぶ。遊びも大人の基準でやらせるのではなく、あくまでも子どもが主体がキーポイントです。
他にも、非認知能力を高める方法はいくつかあるようですが、とにかくろりぽっぷの生活そのものが非認知能力を育む場であることは言うまでもないようです。さあ、ろりぽっぷ子、大いに遊び、困難を乗り越えしぶとく生き抜く力を身に付けましょう。(園長)
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誕生会 たのしみだね
- 2021-05-28 (金)
- 園だより
ろりぽっぷ 1164号 2021年5月14日
じっと我慢の連休が明け、子どもたちは待っていましたとばかりに上着を脱ぎ捨てて、園庭をかけ回っています。コロナの変異株は想像以上の勢いで広がりを見せ、私たちを不安にさせています。
思い起こせば、昨年の今頃は緊急事態宣言下で休園でした。春の様々な行事が消えて、季節だけが過ぎゆき、やるせない思いをしました。
今年度はこの1ヶ月近くの間に、春の天ぷら・お花見ランチ・野点・鯉の胎内くぐり・おたますくい・散歩・野菜の苗植えなど、いろいろなワクワクする体験ができ、本来のろりぽっぷ子が戻ってきました。ただ、保護者の皆様が園に来ていただくことはまだまだ実現できずにいるのが残念です。誕生会もしかり。そこで例年ご招待していた誕生会について、少し触れてみたいと思います。今月は26日が誕生会です。
毎月の誕生会は子どもたちの楽しみな行事のひとつです。3歳児は年間を通して各クラスで、4歳児は各クラスから始めて、年間の半ばから学年2クラス合同で、5歳児は年間を通して学年2クラス合同で、と子どもたちの成長に合わせた誕生会が行われています。
誕生月のお子さんは手作りの冠や手形、写真入りのお誕生ブックがプレゼントされます。誕生会では一人ひとりへのインタビュー、そして保育者からのパネルシアター、ペープサート、劇などのプレゼントもあります。こうした誕生会を体験することで、お友だちの喜びを共に喜ぶ共感の気持ちが育ち、今度は自分の番だね、と楽しみに待つ気持ちも生まれてきます。
子どもたちの楽しみは誕生会でいただく手作りのお菓子。このお菓子は前日、又は当日、保育者と一緒に作ったものです。お菓子作りの作業は、みんなで一緒に作る喜びを育てていくと共に、園の教育方針であるなまの体験を通して生きる力を養うための大切な活動となっています。子どもにとって大好きなお菓子を作ることの中から、いろいろな食材や道具の使い方、混ぜる・泡立てる・塗る・切るなどの方法を楽しみながら学びます。年齢に応じて、ままごとのナイフから始まり、ステーキナイフ・果物ナイフ・包丁へと段階を経て、危険な道具をどうしたら安全に扱えるかなども学びます。お菓子作りの工程をすべて自分たちで、というのではなく、無理なくできることを保育者と一緒にやっていく中で経験を積み上げ、料理への興味、そして食文化への関心を向けてほしいと願っています。(園長)
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ろりぽっぷのお昼ごはん 今 むかし
- 2021-05-27 (木)
- 園だより
ろりぽっぷ 1163号 2021年4月28日
新年度が始まり2週間、明日から連休に入ります。コロナの異変株が増殖し、私たちの生活をおびやかしていますが、どうぞ安全に気をつけてお過ごしください。
お待ちかねのお昼ごはん(ランチ)が14日(水)から始まりました。入園したばかりのお子さんたちもおかわりをたくさんしてくれ、嬉しい限りです。ろりぽっぷにランチありきと言われるようになりましたが、ここまでくるには紆余曲折いろいろなことがありました。
1990年11月9日に着任してから2ヶ月は民間の給食センターから、プラスチックのケースに入ったお弁当を取り寄せざるを得ない状況でした。くる日もくる日も冷凍の揚げ物ばかりで、いささかうんざり、早く給食の環境作りを、と焦る日々でした。そして、年を越した1月19日、給食スタッフ2名でようやく手作りの昼食が始まったのでした。当時の園児数は34名、本当にこじんまりしたものでした。
食材は出来るだけ安全のものをと、有機無農薬のお店から仕入れていましたが、当然ながら夏にほうれん草、冬にトマトはありません。当時は、野菜・果物が天候に影響されるなどして安定供給が得られず、いつも不安にさらされていました。
園児数が増えるに従い、充分な量を確保する必要にせまられ、地元の八百屋さんにお願いするようになりました。そして、毎日食べる減農薬のお米は卒園児のお父さんから納入してもらい、その他の食材は生活クラブ、市民生協などに注文するようになりました。2001年からは、年長児たちが田植え体験もさせていただくようにもなり、生産者が見えるよい関係になっています。2006年には念願の新調理室も完成し、より充実してきました。2011年の震災以降、産地の確認、放射能の排出をうながすカリウム、カルシウムを含む食材を取り入れるなど、子どもたちに安全な食事を提供できるよう、配慮してきました。1997年から給食費は現状維持でがんばっています。
三食のうちの一食、されど幼児にとっては大切な食事です。作り手の顔が見えるおいしくて安全な食事を用意したい、その思いはスタート時から揺らぐことなく続いています。(園長)
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花は待ってくれない 春の天ぷら・野点・お花見ランチ
- 2021-05-25 (火)
- 園だより
ろりぽっぷ 1162号 2021年4月16日
花散らしの雨が降った翌日の木曜日、ぎりぎり残った八重桜の下で野点を行いました。
昨年はコロナ禍で休園だったため、一年空けての野点です。緋毛氈(ひもうせん)の上でお菓子をいただき、お抹茶を飲みほす。ちょっと日本文化に触れたひとときでした。
さて、「はしり」から「さかり」、そして「なごり」へと自然の旬の移ろいは早く、とりわけ春の食材は逃げて去ると言われます。八重桜・花水木・白藤が咲く桃源郷のような園の庭も「さかり」は一週間ほどで終わります。
いつもより早い白藤は、春の天ぷらの主役です。12日(月)、「さかり」の白藤・柿の新芽、「なごり」の菜の花、その他にタケノコやタンポポと脇役も勢揃いです。
ろりぽっぷガーデンの「天ぷら屋」さんは、年少・年中のお友だちは「逃がすとまた来年」があるけれど、年長組はこれが最後の天ぷらになります。もしかしたら一生お目にかかれないかもしれない白藤、たっぷりおかわりをしてもらいたいと思います。
よもぎを摘んでおだんごを作ったり、春の自然に触れ、目で見て、触って、香りを楽しみ、そして食べてみるなど、五感を使って春を感じてほしいと思っています。(園長)
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入園・進級おめでとう
- 2021-05-24 (月)
- 園だより
ろりぽっぷ 1161号 2021年4月8日
今年は早々と八重桜が満開となり、入園おめでとうとお子さんたちを迎えてくれました。園庭の花々も色とりどりに咲き誇り、新しい門出を祝福してくれています。
今年新しくろりぽっぷ子に仲間入りするお友だち、きっと入園式を指折り数えて待ってくれたことでしょう。どんな友だちと一緒かな・・・、お部屋はどこかな・・・、担任の先生は・・・等々、小さな胸は期待と不安でいっぱいになっているのではないでしょうか。でも、大丈夫。どうぞご安心ください。私たちろりぽっぷのスタッフ全員が心を込めてお母さんの代わりとなってお子さんたちのお世話をさせていただきます。
進級組のお子さんたちも。今度は何組かな・・・、先生は・・・、お友だちは・・・と、胸をワクワクさせていることでしょう。まずは、一日も早く保育者と心を通わせ、仲良しになり、安心して過ごせるようにと願っています。
私共スタッフは、コロナウイルス感染拡大を踏まえ、三密(密閉、密集、密接)を避け、消毒の徹底を行い、お子さんの安全を命がけで守っていく所存です。臨機応変がモットーのろりぽっぷです。どんな場面に於いても何をすべきか最善の方法を考えてまいりますので、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
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