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母親が働くということ   古くて新しい問題・・・

ろりぽっぷ 1153号 2021年1月15日

 

母親が社会に出て働くということは古くて新しい問題でもあります。ちまたでは、女性が働きやすようにハード面での整備が進められていますが、実際に子育てをしながら働く女性の大変さや悩みなどは後回しにされているように思います。子育ても一段落したし、そろそろ仕事を考えてみようかなというお母さんもきっといるはず。そこで今回は、子育てと仕事についてです。

私が、お母さんたちと同じ30代半ばの頃、子育てをしながら仕事をすることについて悩んでいた時期がありました。その頃の思いを記した40年前の文章から・・・。

 

共働きを辞め、家にいるようになってから6年。未だに一時休業のつもりでいるものの、再就職する気力もあてもなく日々が過ぎていきました。辞めて一年間は毎夜のように仕事の夢を見ました。それは長男の大病などで、両立の難しさ、苦しさに打ちのめされて、子どものためにも自分自身のためにも家に入った方が良いと判断した私には不思議にさえ思えました。時間に追われた日々から一挙に我が子で家のために過ごす時間、それは喜びでもあり、反面、仕事に対する充実感を感じていた私には、認められることのない黙々としたあてどのない心の戦いでした。なぜ仕事をしたいのか?子どもはどうするのか?母親不在の子どもの性格への影響は?そこまでの困難を排して働いても、それに見合うだけの収入が望めるのか?つき詰められると夫を納得させるだけの決め手がなく、すごすごと引き下がるしかない私。友人と会えば、仕事への渇きを語り合い、何とかチャンスを得たいと思いながらも、3年、4年と経つうちに、今はどうにもならぬと観念して、心を穏やかにする方法も身につけました。

 

そして、悩みの期間を置くこと17年。45歳の時に縁あってこの仕事に就きました。その間、PTA活動に明け暮れたり、仲間と読書会を立ち上げたり、生活クラブに加入し、食について学んだりと、いろいろな活動を経験しましたが、そのすべてが今の仕事に役立っていると感じています。子育ての中にも子と共に母親も成長していきます。むだな事は何一つありません。

働く、働かないは、その人の環境や価値観によって様々であっていいと思います。目の前の事に一生懸命取り組む事で、人は必ず成長できると信じています。ただ、社会へ向けてのアンテナはしっかり持ち、チャンスがきたら逃げずに掴む、その覚悟さえあれば後悔のない生き方ができると思うのですが・・・いかがでしょうか。    (園長)

 

 

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